５月17日午後１時から泉ヶ丘センタービルで「革工芸勉強会」が開かれました。講師は工芸部の中西和子さん。当会ではクロッキーをはじめさまざまな勉強会を開いていますが、革工芸は初めての試みです。
　この日は初心者向けのブローチ作りを教わりました。

　1)　まず厚紙で型紙作り。丸でも四角でも、自由なかたちで。それにあわせて革をカット、型紙にボンドで貼り付けます。

2)　ワイヤーや小さくカットした革を配置して模様を作ります。 　 ワイヤーは渦巻き型や波線型に曲げたものでも、直線のままでもOK。ボンドを塗った上に置いていく感じで。
3)　その上から薄く柔らかな革（台になる革より大きめ）で、全体を包むように貼り付け、空気を追い出しながら模様に密着させ、乾いた布で磨き上げます。周囲は裏側に折りこんでいきます。

　4)　別に、裏側に貼る革を用意。穴を２個所あけて、ブローチ用のピンを取り付けておきます。

　5)　表側にアクリル絵の具やパステルで自由に彩色。金箔を少し載せると一気に豪華な感じになります。

　6)　最後はラッカースプレーを吹き付け、乾かし、ブローチ用のピンをつけた革を裏側に貼り付けてできあがりです。

　この日の参加者は20人。革工芸は初めてでも日頃から創作に親しんでいる方が多かったせいか、終始リラックスした雰囲気で楽しそう。それぞれのセンスですてきなブローチを完成させていました。

　2016年５月７日午後１時半より、パンジョホールにて当会の2016年度総会が開かれました。
福井満会長のあいさつに始まり、会計報告や今年度の行事予定、新入会員紹介などの議事が滞りなく進められ、当会の2016年度が正式にスタートしました。また、この後、初めての試みとして、ミニコンサートが行われました。

　演奏したのは篠笛の奏者であり作曲家でもある井上真実さん（写真右）。
浜辺の歌、宵待草、月の砂漠などのなつかしい曲からオリジナル曲まで、澄み切った音色がホールにひびきわたり、会員たちもしばしうっとり。癒やしとやすらぎのひとときを楽しみました。

　その後の懇親会ではいつものように軽食をつまみながらの気楽な交流タイム。おしゃべりに花が咲きました。

　泉北の美術を育てる会では今年度も展覧会や一般の方が参加できる勉強会を予定しています。よろしくお願いいたします。